濃い毛が生えるワキとvioライン、自己処理が大変ですよね。
全身のムダ毛はほとんど産毛なのになぜワキとvioラインだけは、こんなに濃くて太くて固い毛が生えるのでしょうか。今回のこの記事ではそんな謎を解いていきたいと思います。
(1)ワキとvioラインの毛が濃い理由
なぜ全身の体毛が産毛でワキとvioラインだけが太く固い毛が生えるのか?
その違いは性毛と無性毛の違いです。ワキとvioラインの毛は性毛、その他の毛は無性毛になります。
性毛であるワキとvioの毛は子供の頃に生えていませんが思春期になるとホルモン分泌が活性化されその影響を受けてきます。
私たちの体には‘’男性ホルモン‘’ ‘’ 女性ホルモン‘’ の二種類あり、性毛であるワキとvioラインの毛はこれらの影響を大きく受けます。その為他の箇所の産毛とは違い独特の固くて太い毛が生えてくるのです。
(2)アポクリン汗腺の影響
汗をだす『汗腺』にはアポクリン汗腺とエクリン汗腺の2種類があります。
全身のほとんどがエクリン汗腺ですが、ワキとvioラインにはアポクリン汗腺という特殊な汗腺があり
この汗腺が存在する部分には太くて固い毛が生えます。
動物はこのアポクリン汗腺が全身に分布している為カラダ中にフサフサした毛が生えますが、人間の場合他の動物と違い頭・ワキ・vioラインといったごく一部にしかアポクリン汗腺がありません。その為その部分にだけ濃くて太い毛が生えその他の毛はだんだん退化し産毛になったと言われています。
【大事な部分だから濃い毛が生えるという説】
ワキやvioライン部分には血管やリンパ管が集中しているため、全身の中でも特に重要な部分とされています。
また皮膚が薄い部分でもあるため産毛のような頼りない毛ではなくフサフサとした丈夫な毛を生やす事により外部からの刺激から守ろうとしている体のメカニズムも働いています。
【脱毛をすると何か支障が出るのでは?】
『ワキやvioラインを脱毛すると何かしらの支障があるのでは?』と不安になるかもしれませんが、その心配はありません。今は大昔と違い皆さん洋服を着ている為ワキやvioの毛がなく外部から刺激を受けると言う事はありません。よって日本人にはワキやvioラインの毛はこれと言って必要でもなくたとえ脱毛をしてツルツルにしても何ら問題はありません。
全身の毛が退化して今のような産毛になるまでには何千年という年月がかかったようにワキやvioラインの毛が退化するまでにはもう少し時間が掛かるというだけの事かもしれません。