毛嚢炎(毛包炎)の原因と治し方

そもそも毛嚢炎とは??

皆さま、‘’毛嚢炎‘’という事を耳にした事はございますでしょうか?

毛嚢炎とは、毛包に炎症が起きた状態の事です。皮膚だけではなく実は頭皮にもできます。

放置していても自然に治ることはありますが、繰り返してしまう人は鼻の中に抗菌薬の軟膏を塗る。

または、抗菌石鹸などで全身を洗うなどしてブドウ球菌を根絶させる必要があります。

毛嚢炎が起こってしまう原因

原因となる細菌は、黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌が主で両方が同時に感染する場合があります。

皮膚には常在菌という常に皮膚の上で活動している菌が存在します。

ブドウ球菌は、皮膚にいる常在菌ですがこの菌はバリア機能が保たれる事によって炎症が起こりやすい毛穴や皮膚の奥にいかないようになっています。

ブドウ球菌は、人の鼻の中に生息しています。衛生状態が良くない場所にいると繁殖しやすい為、衛生的な環境を整えてキープする事が一番の予防策です。

また、健康な人に比べて慢性的な皮膚病を持っていたり人ごみや空気の汚れた環境で過ごす事が多い方は

通常よりも毛嚢炎になりやすい傾向にあります。症状としては、毛包に一致した丘疹(ぶつぶつ)や真ん中に膿疱と呼ばれる膿を持った丘疹がありその周りには赤みを持っています。

かゆみはない事が多く、押した時に痛みがある場合があります。

毛穴があるところにはどこにでもできますが顔面や胸、腋窩(ワキ)といった脂漏部位や首の後ろ、太もも、お尻といった擦れやすい所にできる傾向があります。

一個だけの場合もありますが、数個〜数十個が集まってできる可能性があります。

毛嚢炎と脱毛

カミソリや毛抜きによるムダ毛の自己処理などで皮膚の表面が傷ついてしまうと肌のバリア機能は乱れ毛穴の中に侵入し炎症を起こしてしまいます。

これが毛嚢炎の主な原因ですが脱毛する事副作用としても毛嚢炎が起こってしまう事があります。

かえって自己処理によるムダ毛処理を繰り返す事の方が時間的にもおきなロスとなりますしお肌にも一生ダメージを与える事なりかねません。

脱毛後のお肌は、肉眼的には何も起こっていないように見えても肌の奥では強い炎症が起こった状態です。

また高い熱を与えることによってお肌が乾燥しやすくなります。

皮膚が水分量を奪われ乾燥することによって菌が毛穴に入り込みやすくなってしまいます。

脱毛後の肌はこのような状態になっていることが原因で‘’毛嚢炎‘’になりやすくなります。

【毛嚢炎の予防策】

皮膚を清潔に保ちましょう

毛嚢炎の治療にはまずはお肌を清潔に保つ事が大切です。特に1日の三分の一を共にする寝具は菌が非常に繁殖しやすいのでこまめに変えることをお勧めします。

勿論、汗をかいたらシャワーを浴びるなどはマストですがシャンプーや石鹸の洗い流しがないようにしましょう。

刺激を避ける

毛嚢炎が出来ている時はカミソリや毛抜きによる自己処理を避けましょう。

脱毛もこの時期はお休みする事をお勧めしますが毛嚢炎が出来やすい人は脱毛中は上手に毛嚢炎と付き合っていく事が大切です。

生活習慣の改善

一般的な事になりますが、規則正しい生活をする、しっかりとバランスの良い食事を摂り、睡眠時間を十分に摂る事も大切です。

外食が多い方だとサプリメントを摂取する事も有効です。

毛嚢炎は基本的には自然に治癒していくものなので自然治癒力がしっかりとできる免疫力の高い体つくりをしていきましょう!

触らない

ニキビができると気になって潰したくなるのと同じでついつい触ってしまいがちな方も多いかと思います。

潰す事で跡が残りやすくなりますし、色素沈着などの原因となってしまいます。

【毛嚢炎は放っておくとどうなる?】

基本的に自然治癒力で治るものですが毛嚢炎になった時にはご自身でできることは限られていますので続く時には速やかに医療機関を受診する事をお勧めいたします。

【まとめ】

毛嚢炎にならないようにバランスを整える事が大切です。

1日も早くムダ毛の自己処理をやめてお肌に負担をなくしていく事が一番大事です✨

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